軽率

アーミー・オブ・シーブズの軽率のネタバレレビュー・内容・結末

アーミー・オブ・シーブズ(2021年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

オブ・ザ・デッドには悪いが、正直、断然面白かった。ゾンビは出てくるけど出てこない…もしかして私、ゾンビ映画そんなに好きじゃなかったのでは?
遠い国の、金庫破りディーターくん(セバスチャン)の前日譚。中身なんてなんでもよくて金庫を破ることが目的というちょっとオタクっぽい、オブ・ザ・デッドの方でも浮いた存在で、でも今回その理由、彼のはしゃぎぶりや最期になるほどなぁと深みが増して、すごく良かった。誰より孤独で普通で閉じこもっているセバスチャンが、自分の一番のこだわりに価値を見出してもらえて、何者かの仲間になれる。それではしゃぐ、あるいは落ち込むのがわかりすぎて、そこにときめいた。セバスチャンかわいい。それと、やっぱり私は普通の神経の人が巻き込まれてキャーッ😱ってなる話が好きw
金庫破り、めちゃくちゃアナログなんだけど、ただ本人の技術のみの戦いであるのと、見せ方として美しく繊細なギミックがカチカチとハマって開いていく音がとても気持ちが良い。
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