アレクサンドラ・ダダリオの新作だから観ました。

決して出来がいいとは言えない予告編。ミスリードにも程がありました。

ダイナーでのシーンが見せ場といえば見せ場なんですが、どうもコリン・シフリ監督のスタイルは残念なタランティーノ映画のようで、ちょっと鼻につきます。

「とっ散らかった、愛」がキャッチコピーです。とっ散らかってるのは映画の脚本です。これでもブラックリストスクリプトだったらしいのですが、ストーリーに中心がないドーナッツのような甘ったるい映画でした。

これからアメリカで劇場公開です。アレクサンドラ・ダダリオをただ眺めるだけの映画。

Die in a Gunfight 2021年作品
6.5/10
コリン・シフリ監督
゙ディエゴ・ボネータ　アレクサンドラ・ダダリオ
ニューヨークを舞台に、ライバル・ファミリーの子供、ベン（ディエゴ・ボネータ）とマリー（アレクサンドラ・ダダリオ）が出会って恋に落ちてしまう。
親たちは中を引き裂こうとするが...。
逆再生や、スローモーション、二人が会ってスプリンクラーから水が
とか演出が良い意味で映画的。ダダリオも楽しく演じているのが好印象。
ダダリオはシリアスな映画(｢Lost Girls and Love Hotels｣｢Lost Transmissions｣
みたいな)より、気楽でロマンチックな映画があっている。
他愛ない作品ではあるが愛らしい一本。

アレックスの見せる表情がいい

という以外にこれと言った感想がない映画である。ただ、とにかく彼女の笑顔がとてもいい！

あと、ビリー・クラダップは好きな俳優なのだが、彼のナレーションはこの映画に必要なのだろうか。いや、彼のナレーションがなければ、本当に何の取り柄もない映画に成り下がっていたということなのだろうか

大部分の汚点は脚本の問題だと思うのだが、ところどころ画面の色使いなどは感心するところも多かった

つくづく映画というのは「総合エンターテイメント」と思う。形作る要素がとにかく多様で、何かが大きく欠けると作品としての体をなさないのである