矢野竜子

お早よう ニューデジタルリマスターの矢野竜子のレビュー・感想・評価

5.0
ひたすら画面の奥行きと
呼応と非呼応で
横に横に接続されていく人物関係。
応じるだけで起こる関係性だけでなく
応じないことで起こる関係性をも
描くのが面白い。
会話はカットを接続する糊でもあると
思わされるなど。
ポップで洒脱のようでいながら
小道具の色合い含めて
全く抜け目のないこの箱庭空間は
誰もが到達できない領域だと思う。