名前だけは存じてましたが…な人たち。
キモノマイハウスから始まる最初のブレイク期はまだ全然子どもだった。むちゃくちゃ聞いてそうな90年代は彼らにとっての暗黒時代で全く露出がなく、ここまであまり触れる機会がないまま観たドキュメンタリーは、彼らを知る入門書としてほぼ完璧だと思う。お兄ちゃんのウィットに飛んだ切り返しもアニメーションも当時の音楽番組もぜんぶ楽しい。
マイナスになる部分は、エドガーライトの思い入れの強さによるコテコテ感だけど(やっぱり合わない)それを差し引いても彼らのストイックさとブレない音楽、言わなくても通じ合う兄弟の絆に感動し思いがけず涙してしまった。
観るつもり全然なかった「アネット」。彼らの3度目の正直を、やはり観ておこうかな。