スパークス・ブラザーズのbibooのネタバレレビュー・内容・結末

こんなに奇抜で良い音楽なのに、本作で軌跡を除けばのぞくほど過小評価ではと思えてくる。奇妙だからこそ大きなヒットはないものの、ビッグスターと言われるアーティストたちに影響を与え、誰もやってない新しいことに挑戦し続けてるスパークス。なのに、50年以上スタンスが変わってないことが、ひしひしと伝わってくる。どうやって進化し続けてきたのか所以をよく聞かれるというようなことを言ってたけど、本作を見たからと言って知れたような気持ちにもなれなく、むしろ真意はなんなんだろうとか何が本当で嘘？みたいな気持ちの方がデカくなった。遅咲きで息の長い人は、心に残り続けるというようなことが言われてたけどそれに尽きるなと見て思った。
ジャケットも全部かわいいし、音楽性も色褪せない。え？この音楽、このディレクション、〇〇年？って何度も思った。

かなりボリューミーな内容で彼らの初期からの活動を一個一個振り返られるような内容。インタビュイーたちもめちゃくちゃ豪華。監督のエドガーライトらしさのある画面構成も紙芝居のようにかわいくてポップで楽しい。