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惑星大怪獣ネガドンのswansongのレビュー・感想・評価

惑星大怪獣ネガドン(2005年製作の映画)
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この画風、この色調!
リアルなCGアニメではなく、昭和ノスタルジー路線を狙ってるところが気に入った♪
そう。これは昔懐かし「月刊少年画報」、「月刊冒険王」の世界。

鳥山明×高橋留美子世代の私にとって、上に挙げた2誌は記憶の端っこにギリギリ引っかかってる程度なんですが、それでもこのテイストには強い郷愁を感じてしまいます。

どこの町にも必ず駄菓子屋があり、夏休みになると地元の映画館に東宝チャンピオンまつりがやってきて、カロリーたっぷりのホンモノのコカコーラがやたらに美味かった、あの時代。

インド西海岸の都市ムンバイは"ボンベイ"と呼ばれ、東欧の共和制国家ジョージアは"グルジア"で、鎌倉幕府の成立は"1192年"。
アメリカの第16代大統領はリンカンじゃなくて"リンカーン"で、そしてフレディ·マーキュリーは、まだ生きていました…

映画の話に戻りましょう。
町の景観から家電やちょっとした日用品に至るまで、徹底的に昭和へのこだわりを貫いた作り手の志には敬服しますが、肝心のストーリィには物足りなさを感じてしまいます。
昭和ノスタルジー路線の最大の成功例は、やっぱりそのノスタルジーを逆手にとった「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ! オトナ帝国の逆襲」でしょうか。

(* ≧∀≦)) アレハ メイサク!
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