太宰治の『斜陽』執筆75周年記念、というならもうちょっとなんとかならんかったんだろうか。
古いていねいな言葉づかいが良いなと思うのと同時に、失われてしまった華族という階級の人たちの考え方は興味深い…んだけどその、
…なんつうかもう少し上手い俳優たちにさせたら良かったんじゃ…。
主人公の子は美しかったと思います。モデルだというから演技が下手なのはしかたないし、だったらなんか周りの演技や演出で何とかするとか…。周囲の人もすごい下手な演技でドラマに入り込めなかった（名優たちも出てだけど一瞬だったし…）。
安藤政信はさすが、良かったですけど。
途中の小椋桂の曲が、ダッセーな！と思ってしまった。ラストの歌もちょっと…。
『斜陽』もう一回読み返してみようかな、と思えた点が良かった点かも。
関係ないけど、安藤政信といえば実写版『シティハンター』の槇村をやるときいて、…そうか…と思ってしまった。安藤政信といえば自分世代的にイケメンカリスマ俳優みたいな位置づけでしたから、そうか…槇村…。いや別に香の兄ちゃんが地味だって言うんじゃないけど、なんつーか自分のアイドル俳優が朝ドラでお母さん役をやります、と聞いたときの動揺に近いものです。
