ないちん

テン・ゴーカイジャーのないちんのレビュー・感想・評価

テン・ゴーカイジャー(2021年製作の映画)
4.5
期待を裏切らない、よく練られた続編
まず、スーパー戦隊の世界観って、厄介な終わり方をしたジュウオウジャーまではうっすらと繋がっていて、で、キュウレンジャーからキラメイジャーまでがうっすらと繋がっていて、そして、ゼンカイジャーが、全てマルチバースという違う解釈を持ち込んでいるのですが、このゴーカイジャーの世界観では、全てがうっすらと繋がっているみたいです。うん、ややこしいからそれで良いと思います。
そして今回の映画が、まさにゴーカイジャーという感じで感動しましたが、おそらく予算も少ない中、非常に練られた内容になってました。
普通、連ドラの映画化といえば、TVシリーズで一度完結したテーマと、もう一度、同じテーマを繰り返してストーリーを構築しているものなのです。
さて、ゴーカイジャーはというと、以前どこかのサイトでみたゴーカイジャー評の中に、ゴーカイジャーには、2つのメインストーリーがあって、それが「ゴーカイジャーがスーパー戦隊になる話」と「地球人のガイが海賊になる話」だと書いてあって、非常に納得した覚えがあるのですが、
今回はどうかというと、「ガイが海賊に戻る話」というこそ同じテーマなのですが、ゴーカイジャーの方の物語は、「ゴーカイジャーがスーパー戦隊として戦っている話」という似て非なる話になっているのです!そこが凄いなと思います。 また、役者全員揃っての出演というのも大きい。今が旬で忙しいジョーも、キチンとジョーとして、顔見せ程度ではなく、しっかりと出ているのも嬉しい。
同じ日に「エターナルズ」も見たが、断然こちらの勝ち!予算かけりゃ良いってもんじゃない。 やはりゴーカイジャー好きだなぁと、思わせてくれた作品
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