白波

依存魔の白波のレビュー・感想・評価

依存魔(2019年製作の映画)
3.7
DVD鑑賞
ベルギーの闇三部作最終章。
同二作に続いてベルギーを舞台に狂気の愛を描いた作品。
始まって早々に闇を感じます。
なのですが今作は絵がすごく美しいです、主役の少年少女もそうさせているのでしょうね。
そしてここでも出てくるグロリアの名。今作はその魔女に魅せられた少年ポールとの旅。
勿論ローラン・リュカも出てきます。
グロリアの「愛してる?」って問いただす時の目の動きがかなりで、叫び方も含めかなりきています。
ここら辺は「地獄愛」を思わせ、ファンティーヌ・アルドゥアンのイメージが変わりました。
あと今作は水がテーマの様ですね。
繰り返す「水辺に居続けよう」や、川に湖に雨等とても濡れている場面が多いです。
そうして二人の終わらない愛の旅。
自然や少年少女の美しさはあるものの、やはり無軌道で闇の深い物語でした。
白波

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