1943年 イタリア🇮🇹
ロベルト・ロッセリーニ監督がファシスト政権下で撮った長編映画三本"Fascist trilogy" のラストの作品
1942年の東部戦線、現在のウクライナでソ連と戦うイタリア軍
その戦地で敵味方の関係なく人々に寄り添う従軍聖職者を描いた作品
多くの戦車が行き交う迫力のある戦争の場面
イタリア軍のプロパガンダ的映像
それとは対照的に負傷者や民間人とのどこか和やかな会話
でも一歩外に出るとそこは激戦地
事実とは違うイタリア軍優勢のように描きつつも、武器を持たない兵士として己の使命を全うする従軍聖職者を描く事で戦争の無意味さを表現しているようで
当時本作を見た人はどのように感じたのか…
今更ながらロッセリーニ監督凄い!