とてつもなく長い20分。
大学の構内で発生した銃乱射事件を描いた作品。
カット割りが3つしかなくどれも大学の講義室のみ。
環境音と主人公の表情だけで一気に緊迫した雰囲気となる。
何も起こらない事が恐怖でもあり安心でもある。
自分の死期を悟り家族に電話する主人公。
一瞬の安心を手に入れる事は出来るが、それを犯人が聞いてしまうと一気に危険な状況に陥ってしまう。
観てるだけでも心臓の鼓動が早くなってしまう状況です。
「週末の誕生日に会えるでしょ」という電話越しの母親のセリフの残酷さ。
その当たり前が想像できないほどの恐怖が目の前にある。
ありがちな感想になってしまうが当たり前を当たり前だと思わないように生きていく事が大事だと感じた。
