骨折り損

春原さんのうたの骨折り損のレビュー・感想・評価

春原さんのうた(2021年製作の映画)
3.9
徐々に表に出てくる主人公の心情に胸が熱くなる。

ただそこに存在する人間を切り取る。
その積み重ねでその人の内面を描き出す。まさに映画にしかできないことを鮮やかにやってのける怪作。

映画は現象しか映さないからこそ、そこにカタルシスが存在する。

部屋の扉が開いている。
ただそれだけのなのにその事象に僕らは感情を結びつけてしまう生き物だから。
骨折り損

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