このレビューはネタバレを含みます
コロナ禍での生活が定着しつつあるが、現状を日常と受け止めていかに穏やかに生きていくか、その日常を淡々と描いた作品。
しかし、ところどころでしばらく会えなかったことや、コロナ禍だからこそ増えた行動も多いことをさりげなく見せてくれる。
またふいに登場人物たちが暗い顔か泣き顔を見せ、やはり隠している不安や辛さも垣間見える。
春原さん宛に届かなくなった葉書を弔いの意味で燃やすシーンは、無邪気さと過去からの脱却(脱皮に近い?)にも見えて、楽しく感じられた。
コロナ禍でいかに楽しんだ者勝ちだな。