ZEPHYR

リバー・ランズ・スルー・イットのZEPHYRのレビュー・感想・評価

3.6

モンタナ州の田舎に住む兄弟ノーマンとポール。
2人は牧師を勤める父から誠実な生き方と勉強、
そしてフライ・フィッシングを学んだ。
真面目なノーマンはダートマス大学へ進学、
ポールは地元大学を卒業して新聞記者になった。
帰郷したノーマンは自分とは違う、
ポールの自由奔放な生き方が気になった。
再開した2人はフライ・フィッシングをすることで
お互いの心を通わせる――



本を読んでいる時に想像するような風景 。
雰囲気もそんな感じで、静かな人生を描いた作品。
舞台が田舎なので、豊かな自然に癒される😌

同じ環境で育ったけれど、
全く異なる生き方をすることになった兄弟。
でも兄のノーマンが恋をすれば、
弟のポールは嬉しいし、それを応援する。
違う道にも同じ愛があって、なんか嬉しかった。
ひっそりと描かれる愛情が良いからこそ
最後の不条理が受け止めきれなくて本当に辛い。



全く異なる環境や立場の人でも、
お互いの趣味や好きなことを通じるとで
初めて本音を話し合えることってある。

それってすごく大切なことだと思う。
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