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田舎女の映画情報・感想・評価・動画配信
田舎女を配信している動画配信サービス
『田舎女』の
動画配信サービス情報をご紹介!視聴する方法はある?
動画配信は2024年5月時点の情報です。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。
本ページには動画配信サービスのプロモーションが含まれています。
目次
田舎女が配信されているサービス一覧
田舎女が配信されていないサービス一覧
田舎女の評価・感想・レビュー
田舎女が配信されているサービス一覧
『田舎女』が配信されているサービスは見つかりませんでした。
田舎女が配信されていないサービス一覧
『田舎女』に投稿された感想・評価
こぅの感想・評価
2021/09/10 17:02
4.4
80/'21
マリ男・ソルダーティ監督による、夫婦の【メロス&ドラマ】。
OP、開き窓をバックに主演女優のジーナの名前が真っ先に
ドーン!次にタイトルがドーン‼︎
↑
普通に見えてしまうが役者を一番に立てる、邦画では考えられ
ないスタート。
↓
そこから戸を開く女性、カメラは家の中に侵入〜ピアノを
奏でる女性(このソロピアノがそのままテーマ曲)〜
カメラは再び外に歩き出す、って一連の長回し撮影に先ず
掴まれる。が、タイム的(限界)には不満で惜しまれる。
本編中も適所に長回しで、芝居を見せてくれるスタンス。
ジェンマ(ジーナ・ロロブリジータ)の夫であるフランコ教授
が、ローマに招聘されると言う事で、普通なら喜ぶ筈が、
前祝いの晩餐の場で、同居人エルヴィラが喋りまくる最中、
ジェンマの面持ちは、重い、、見る見る形相が変わり、ついに
はテーブルにあったナ◯フを手に取り、◯◯コ状態になり
大騒ぎに…。
↑
何故、こんな事に⁈⁈のサスペンス事情は一先ず置き、数年
前のジェンマにスポットを宛てた 長い回想 に入る〜
構成は、
⑤現在→①元恋仲男→②ジェンマの母親→③夫フランコ→
④ジェンマ本人→⑤現在に回帰でクライマックス。
その合間合間には現在に戻り、時間軸も前後せず進行も続き
から各人へとスムーズに【バトンタッチ】されてゆく。
↓
それぞれが【わだかまり】を持っているのが特徴。
それは夫婦の2人でさえ、、
「自分は妻を愛せていたのだろうか」
「私は貴方(夫)に相応しく無い妻」
↓
クライマックス〜序盤の衝撃事件と夫婦愛の行方を見事に纏め
上げて帰結させ、誰もが【スカッ】とするラストを用意。
見事な脚本。
*本作でも魅力的だった主演のジーナ(26)は、イタリア
の【若尾あやや♡】。
#1番REV
#ジーナ♡
#死ぬまでに観る価値あり
#198円DVD
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21
えり子の感想・評価
2024/05/11 08:48
-
80点です。
お喋りな自称伯爵夫人が食事中美女にナイフで刺されるというミステリアスなファーストシーンから、謎解きが始まり、見応えありました。
地方でメイドもいる有閑マダムが、世間ずれしたお喋りな悪女に目をつけられ脅迫される。伯爵夫人エルヴィラ役のアルダ、マルシー二の憎たらしい名演技、彼女は翌年亡くなったそうで遺作なのですね。
ジーナ、ロロブリジーダは目鼻立ちはっきりでグラマーないかにもイタリアの女優。日本の京マチ子さんに似ていました。
ジーナの夫が最後に見せる男気は素晴らしかった。
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0
YasujiOshibaの感想・評価
2023/06/21 02:11
-
日本版DVD(コスミック出版)。23-78。このタイトルは日本未公開。イタリアでは評価が高く、ナストロ・ダルジェントの最優秀映画賞に輝いた作品なのだけれど、日本語版は2001年にコスミックの『十字架の男』のなかに収められたのが最初。
いや面白い。モラヴィアの短編が原作。脚本はジョルジョ・バッサーニ、サンドロ・デ・フェオ、ジャン・フェリー、そしてマリオ・ソルダーティの手によるもの。これがうまい。謎めいた冒頭。質屋に宝石をもってゆく夫人。それが偽物とわかるときの意味深な目。太った謎の女。母親。そして事件が起こる。
なぜそんなことがおこったのか。ここからフラッシュバックなのだけれど、それが黒澤明の『羅生門』(1950)の影響なのか、複数の主観が交錯。交錯しながら一つ一つのピースがはまってゆき、冒頭のシーンへともどってゆく。みごと。
冒頭がよい。窓が開く女。時計にちらりと目をやるとピアノに向かって激しい旋律を弾き始める。音楽は、ヴィスコンティの作品で知られるフランコ・マンニーノ(ルキノの妹ウベルタと結婚している)。カメラがゆっくりと引いて通りに出れば、道ゆく馬車は人々の姿にオープニングクレジットが重ねられる。
カメラはそのままパンしながら通りの反対側に向き直すと、そこには物語の舞台となる小さな邸宅。入り口から出てくる端正な女性の後ろ姿。窓から「どこに行くの、ジェンマ」と興奮した声がかけられる。カメラが追いかける婦人ジェンマは、ジーナ・ロッロブリージダが依代となった多くの登場人物の中でも特に記憶に残るもの。
美しく、憂いを帯びたジェンマが、いかにしてあの事件を起こすことになるのか。かつては若くはつらつと陽気なその姿が、やがて運命に翻弄され、少しずつ道を外れてゆく様を、われらがロッロがみごとに生きてみせる。
かつての友人で今は医者のパオロをフランコ・インテルレンギ。物理学者で夫のフランコにガブリエーレ・フェルツェッティ。そして、なによりもあの怖い怖いルーマニアの伯爵夫人エルヴィラの依代となったのがアルダ・マンジーニ。彼女の演技がすさまじく怖い。その怖さがロッロの魅力を引き立てる。みごとな配役。みごとな演出。
ロッロのジェンマは、この土曜日にぜひとも語らなければ。
追記:
それにしてもだ。「田舎女」というタイトルはどうなのだろうか。La provinciale は「地方の女」という感じだろうか。ペンション経営者の娘とはいえ、貴族たちも親交があり、世界的な物理学者の妻になるわけだから、田舎者ではないのだよね。けれどもローマのような大都市へのあこがれもある。それが「provincia 」。
#ロッロブリージダ祭り
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