ぐっさん

土竜の唄 FINALのぐっさんのレビュー・感想・評価

土竜の唄 FINAL(2021年製作の映画)
3.8
2021/11/19ユナイテッドシネマ札幌にて鑑賞。

 人気同名コミックの実写版第3弾にして、FINAL!
 生田斗真主演!監督三池崇史、脚本宮藤官九郎、主題歌関ジャニ∞!の最強チームだからこそ楽しめる人気シリーズ!!

「わぁ~~まってた続編かぁ~~楽しみぃ~~」・・・
というのが通常の気持ちなんですが、今回の作品はいきなりやったもんだから、先に思ったことはズバリ言って

「えっ!!やるのっ!!」

という気持ちが先行してしまいました(笑)
まったく続編をやるという眼中になかった作品だったので、まさにシリーズは忘れたころにやってくるというのを学ばせてもらいました(笑)
なんせ、前作公開は2016年!今から5年前ですよ!
そりゃあ、間空きすぎて驚くっちゅうねん!!

 いよいよシリーズの核心部分、「轟周宝」の逮捕までいくかどうかのお話。しかも今回の敵は轟の息子「轟烈雄」!!しかも、演じているのは鈴木亮平さん。そうです数か月前に某極道映画にてインパクトがデカすぎた上林組の組長上林を演じていた人ですよ!!それを見っちゃった後なもんだからえぇ~~と思って、作品鑑賞したらやっぱえぇ~~~でした(笑)迫真の演技そして強烈キャラにぜひ注目していただきたい。
 さらに、警視庁組織犯罪対策部長である通称「サーモン」役には滝沢カレンさん。バラエティーでの印象は皆さんご存じでしょうが、この作品ではこれまで見たことのないカレンさんが見れるんですわ。これはありがとう三池監督と感謝のメッセージを送りたいです。演技力は・・・といわれたら、ちょっと笑って何も言わないようにごまかしたい気分になるので、そこのところは大目に見てつかあさいということでぜひご注目あれ。
 他にも、おなじみレギュラーメンバーや過去作からも人気キャラが登場して、最後を盛大に盛り上げてくれますぞ!!

 そして、久しぶりの劇場での三池監督アクション映画作品鑑賞でしたが、やっぱさすが衰え知らずな演出は健在!!出だしからシリーズおなじみのフルスロットルの光景からスタートして、学芸会でありそうな演出もあるんだけど決めるとこはちゃんと決めてくれるのが、三池監督作品の好きなとこ・・・ですが、あんなに決めておいてクライマックスこれっ!!と予想できない展開は開いた口がふさがらなくなるのでご注目あれ。

 でも、過去2作観たくても間に合わなかったんですよぉ~という人も安心してください。前半は過去作もちゃんと振り返りながら展開していきますが、時間たっぷり使いすぎだろと言えるほど、いっきに振り返ってくれるので、この作品から始めても、満足できて問題ないと思います。

 現在のヤクザの現実を通しての伝えたいメッセージ性もビシッと決めてくれますが、FINALなのでやりたいことをやる、いやっ度が過ぎるほどのリアリティなんかどうでもいいわい!!もう、まさにお祭り感満載のエンターテイメント作品。サプライズ演出もあったり(服の汚れを取るならあれだよね。)いろいろ見どころおてんこ盛りなので、楽しんでみてはいかがでしょうか!!
ぐっさん

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