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アリスとテレスのまぼろし工場のkenshinのレビュー・感想・評価

4.2
岡田麿里監督の個性全開の映画? 毎回一癖二癖のある生々しい脚本が特徴ですが今作は最たるものになっていました。嫌いではないのですが見ていて少々恥ずかしくなる場面も多くてヤキモキ・・・ 最後どうなるのかが分からなかったので十分に楽しめ、共感できるところも多く良かったのですが、中学生にしては大分大人びているのかと思えばほとんど中二病的な世界で腑に落ちないところもあり。最後の五実が現実世界に戻れたところもめでたしではなく、ほろ苦さの残るスッキリとしない、何か常に精神に引っかかる鬱屈とした雰囲気の映画でした。映像は流石のMAPPAで独特の美しさがありました。これまでにあまり見たことがない映画でキャッチフレーズ通りの色々な選択をその場の衝動で決断していく思春期の感情が駄々洩れの映画でした。
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