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アリスとテレスのまぼろし工場のMMRのネタバレレビュー・内容・結末

3.4

このレビューはネタバレを含みます

セカイ系ofセカイ系。
作画レベルは非常に高い。

冒頭の演出から、説明をかなり端折ることにより、結末への期待感は高まる。

一つの産業(工場)に経済依存している地方都市の閉塞感と時間が止まるという空想世界、二つのものからの脱出を描く。

変化する事で空想の世界が消えてしまう。少しでも現状維持でただ生き続けようとする(一部の)大人達と、変化し先に進みたい子供という話の軸は良かったが、いかんせん色々出すだけ出して回収も説明も薄く雑な感じがする。

一方、ベタベタの恋愛や半分エロアニメ?と思うようなフェチ全開のシーンや監禁とか平気で描くのねーと思って、これらの必然性も含めてなんか描きようあったんじゃないかと思った。

これが監督の作家性といえばそうなんでしょうけど。自分には合わなかった。
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