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アリスとテレスのまぼろし工場のhmzのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

正直、全くと言っていいほど期待せずに見始めたんですが、見応えのある傑作でした。
題名からは内容が想像しにくいけど、恋の要素が割合多く占めていて。
中学生なのだけれど、歳をとれずに長く生きている彼らの恋愛は、なんとなく成熟しているというか。
甘酸っぱいんだけど、甘酸っぱすぎず、中学生を主人公にした恋愛物語とは一線を画すものがありました。
10代の恋愛作品を観ると自分のことを思い出して痒くなってしまうので、個人的には苦手意識があるけどこれはなんだか大丈夫でした。

世界観の設定は、いろいろふんわりしているけれど、そこも「まぼろし」の世界だからこそするっと納得できますし、映像も美しく、心に残るなあという作品です。
この街の人たちはきっと、この先みんな消えてしまう儚い存在なのだけれど、ハッピーエンドのところで留めてくれてるので、観やすいです。

初の岡田麿里さん作品ですが、ずっと気になっていた方なので、これから色々観ていきたい。
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