徹底的に黒人で作られた西部劇。(白人の街は露骨にホワイトでそれもよかったです。)
ガンファイトも爆発も、列車強襲、騎乗シーンもどこを切り取っても優秀な作品でした!
復讐を果たしたが、怒りや悔しさが収まらずに、撃ち尽くしたあとも引き金を引き続ける様式美も臭くて好きです。
残念なのはこの作品は西部劇としては足が速く、長く残る名作にはならないだろうという点です。音楽(歌)を大々的にフューチャした作品の作りのため、遅くとも10年後にはオシャレな演出や流行の歌のように受け入れられない可能性が高い。
内容が良いだけに何箇所も歌をぶち込んだことで一過性の作品になってしまっていることが非常に残念です。
観るのであれば早いうちがよいです。