Reiren

シティ・オブ・ジョイのReirenのネタバレレビュー・内容・結末

シティ・オブ・ジョイ(1992年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

「抑圧に屈しない心が連帯感を生む」

・・・みたいな話かなぁ

けれど

あの、性根の腐りきったボンボンが
殴られただけで心を入れ替えるとは
思えないし、ハザリの結核どうなったの
とか、あんな傷負ったらもう人力車
こげないよねとか
いろいろツッコミどころはあるし
観ていて不快になる描写も少なくない

多分この映画公開から何十年たっても
IT大国と呼ばれる現在に至っても
インドという国の大半はこんな感じで
搾取される側と支配する側という図式は
変わっていないのではと思う

これがフランス映画という事は
如何にもこういう話が似つかわしい
インドを舞台に、フランスの国内でも
抑圧する側と抵抗する勢力の戦いが
あったりして、それを婉曲に
描きたかったのだろうか

メッセージはわからなくもないけれど
話がご都合主義で説得力に欠けると思った

ただ、インドっぽさはよく出ていたと
思う
生活臭というのかな、建物とか街並みとか

そういう点では興味深かった
Reiren

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