このレビューはネタバレを含みます
「抑圧に屈しない心が連帯感を生む」
・・・みたいな話かなぁ
けれど
あの、性根の腐りきったボンボンが
殴られただけで心を入れ替えるとは
思えないし、ハザリの結核どうなったの
とか、あんな傷負ったらもう人力車
こげないよねとか
いろいろツッコミどころはあるし
観ていて不快になる描写も少なくない
多分この映画公開から何十年たっても
IT大国と呼ばれる現在に至っても
インドという国の大半はこんな感じで
搾取される側と支配する側という図式は
変わっていないのではと思う
これがフランス映画という事は
如何にもこういう話が似つかわしい
インドを舞台に、フランスの国内でも
抑圧する側と抵抗する勢力の戦いが
あったりして、それを婉曲に
描きたかったのだろうか
メッセージはわからなくもないけれど
話がご都合主義で説得力に欠けると思った
ただ、インドっぽさはよく出ていたと
思う
生活臭というのかな、建物とか街並みとか
そういう点では興味深かった