場内が明るくなった瞬間、友達と顔を見合わせて言ったのは
「え…面白すぎない？」だった。
息つく暇もないとはまさにこのこと。
緊張感がずっと続いて、120分があまりにもあっという間。一瞬で終わったけど、感想言い合いながらだんだんと疲れがやってくる。もう一回見たいけど、そうとうの体力と覚悟がいる。銃声とカーアクションを浴びることになるので、元気なときに行きます。
見ながら終始頭をよぎったのは「これ、どうやって撮ってるの？」
大量の反乱軍と政府軍がずっと銃をぶっ放してる。人がわんさかいて、生々しい。特に笑いながら銃を空に放つ子供たちは恐ろしい。とにかく人の量に驚いた。
そして、韓国×反乱軍、韓国×政府軍、韓国×北朝鮮という構図。ソマリアでの内乱、北朝鮮との緊張関係。ベテラン大使と、どんな状況でも相手に屈しない血気盛んな若手外交官の対比がよかった。
（北朝鮮側の参事官がめっちゃ顔よい…好き）
最後は御涙頂戴になりがちな流れだけど、主人公たちの背中で全てを表す演出はあっぱれ！食事シーンも良き。いらないシーンがない。ずっとドキドキする。いろいろ細かい。
リュスンワン監督はとうとうここまで来ましたか。オールモロッコロケという撮影環境を用意した映画会社もすごいです。
ここまでド派手な傑作を作られたら、もう参りましたとしか言えない。
