おかみにゃん

モガディシュ 脱出までの14日間のおかみにゃんのレビュー・感想・評価

4.0
7/31
 内戦が勃発した1991年のソマリアが舞台。内戦に巻き込まれた韓国・北朝鮮大使館員の国外脱出劇の実話。

 ソウルオリンピックを成功させたにも関わらず国連加盟が承認されていなかった韓国は、多数の投票権を持つアフリカ各国でロビー活動に励んでいた。一方北朝鮮も韓国よりも前からロビー活動を進めていて、ソマリアでは両国の妨害活動・情報戦がエスカレートし関係は悪化していた。そんな中内戦は激化し大使館を襲われた北朝鮮大使館員は、「生きること」が最優先と韓国大使館に救いを求める。疑心暗鬼の韓国大使も受け入れを決断し、イデオロギーを越えた脱出劇が始まる。

人情モノ・友情モノに特化し過ぎないところにノンフィクションの現実味があって良かった。
スリリングな展開で2時間あっという間で見応えあり。

でも今まで北朝鮮モノを観すぎたせいか、北朝鮮大使館員は帰国後無事で居られただろうか?。”資本主義に接した”と処刑されたりしてないか?と心配になった。