ソマリアの首都モガディシュで起こった内戦下、北朝鮮と韓国の大使館員が一緒に国外脱出を試みるというストーリーに興味を持ったので鑑賞したが、予想以上に面白かった。
国連加盟のためにアフリカ票を取り込もうとする韓国としたたかに動く北朝鮮の、大使館員と有能な情報部員を中心に話しが進む。
韓国大使館に匿ってもらうが、出された食事を食べようとしない北朝鮮大使館員達に対して、自ら北朝鮮大使のご飯を取って食べ、毒が入っていないことを証明しようとする韓国大使。おかずを交換したり、相手が取り易いように手伝ったりと心温まる場面が印象に残った。
国外への飛行機が出発するイタリア大使館まで4台の車が銃撃されながら無事に到着するアクションシーンは、「ありえへん」けどハラハラしながら楽しめた。
無事に到着したケニアの空港で、敢えて互いに振り向かずに別れるシーンは心に残る。
