kazu1961

モガディシュ 脱出までの14日間のkazu1961のレビュー・感想・評価

4.3
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2022-529
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-※※※

🖋『アルゴ』ばりにハリウッド作品と見間違うばかりの作品、韓国映画の凄さをまたまた感じました!!ソラリア内戦に巻き込まれた韓国と北朝鮮の大使館の脱出劇、それぞれの確執と逡巡、そして息を呑む脱出劇、そしてシビアだけど感動のクライマックス、その全てが傑作の域ですね!!

🖋️モロッコでのオールロケ、内戦での夥しい死体の数、子供による銃撃。。。生々さとリアリティも圧巻。カーチェイスも見どころいっぱい、終始息を呑む緊張感も素晴らしい作品です。所々にドライなユーモアを入れてくるのは韓国作品らしいところ。

🖋️本作は実話の映画化。最近に至るまで韓国大使とその家族たちは公に事件を語れなかったそうです。近年になってようやく事件の顛末が公表され、知られざる事実への丹念なリサーチが行われ、映画化が実現したんですね。結果、2021年度の韓国No.1大ヒットを記録、第42回青龍映画賞で作品賞、監督賞、助演男優賞など5部門を受賞しました。

😌Story:(参考: 公式サイト)
1990年、ソウル五輪で大成功を収め勢いづく韓国政府は国連への加盟を目指し、多数の投票権を持つアフリカ諸国へのロビー活動に励んでいた。ソマリアの首都モガディシュで韓国大使を務めるハン(キム・ユンソク)は、現地政府の上層部に何とか取り入ろうとしている。一方、韓国より20年も早くアフリカ諸国との外交を始めていた北朝鮮のリム大使(ホ・ジュノ)も国連加盟のために奔走し、両国間の妨害工作や情報操作はエスカレートしていく。そんな中、ソマリアの現政権に不満を持つ反乱軍による内戦が激化。暴徒に大使館を追われた北朝鮮のリム大使は、絶対に相容れない韓国大使館に助けを求める決意をする。果たして、ハン大使は彼らを受け入れるのか、全員で生きて脱出することができるのか、そしてその方法は──?

🔸Database🔸
・邦題 :『モガディシュ 脱出までの14日間』
・原題 :『Escape from Mogadishu』
・製作国 : 韓国
・初公開 : 2021
・日本公開 : 2022/07/01
・上映時間 : 121分
・受賞 : ※※※
・監督 : リュ・スンワン
・脚本 : リュ・スンワン
・原作 : ※※※
・撮影 : チェ・ヨンファン
・音楽 : パン・ジュンソク
・出演 : キム・ユンソク、チョ・インソン、ホ・ジュノ、ク・ギョファン、キム・ソジン、チョン・マンシク

🔸Overview (映画. com)🔸
「ベルリンファイル」「生き残るための3つの取引」のリュ・スンワン監督がメガホンをとり、韓国民主化から3年、ソウル五輪からわずか2年後の1990年、ソマリアで内戦に巻き込まれた韓国と北朝鮮の大使館員たちによる脱出劇を映画化。ソウル五輪を成功させた韓国は1990年、国連への加盟を目指して多数の投票権を持つアフリカ諸国でロビー活動を展開。ソマリアの首都モガディシュに駐在する韓国大使ハンも、ソマリア政府上層部の支持を取り付けようと奔走していた。一方、韓国に先んじてアフリカ諸国との外交を始めていた北朝鮮も同じく国連加盟を目指しており、両国間の妨害工作や情報操作はエスカレートしていく。そんな中、ソマリアで内戦が勃発。各国の大使館は略奪や焼き討ちにあい、外国人にも命の危険が迫る。大使館を追われた北朝鮮のリム大使は、職員と家族たちを連れ、絶対に相容れない韓国大使館へ助けを求めることを決める。ハン大使役に「1987、ある闘いの真実」のキム・ユンソク、リム大使役に「国家が破産する日」のホ・ジュノ。第42回青龍映画賞で作品賞、監督賞ほか5部門を受賞し、韓国で大ヒットを記録した。
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