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モガディシュ 脱出までの14日間のnisuiのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

それぞれ国連加盟を目指す韓国と北朝鮮の大使館の職員たちとその家族が内戦に巻き込まれてしまいソマリアからの出国を試みる話。
社会派作品なのは間違いないんだけど、武闘派の参事官やらなにそのドラテク?!といった具合に韓国映画らしくアクションもカーチェイスもぬかりなし。
元々いがみ合っている両者、助けを求めて韓国の大使館を訪ねて来た北朝鮮一味に対して困ったときはお互い様なんてすんなりとはいかず、押し問答の末ようやく受け入れられたところでの気まずさがリアルでよかった。人が増えた結果「正当な報酬が貰えないから警備の仕事はここまでね」と打ち切られたのはリアルでキツかった。
私なんか誰もが脱北したがってるなんて思ってた(る)けど、勝手な転向届に参事官が激怒したのもそうだし、言葉を交わさずとも国で待っている家族の元に帰りたいという想いを汲んで協力する韓国大使に当人にしかわからない民族の絆を感じた。
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