みりお

モガディシュ 脱出までの14日間のみりおのレビュー・感想・評価

4.3
※やばい〜💦
またもやレビュー溜め込みすぎたため連投💦
コメント返すの絶対死ぬほど遅くなると思われますので、どうかスルーをお願いします🙇‍♀️🙇‍♂️🙇



1991年、ソマリア内戦が激化し首都モガディシュが反乱軍の手に落ちた中、各国の大使館も次々と襲われ、国連加盟前の韓国・北朝鮮両国も孤立してしまう。
通信手段も絶たれ、祖国と連絡が取れない中、両国の大使館員が"生存のため"に手を取り合うことになった14日間を描いた作品。

いやーーーーー面白かった!!
さすが名作揃いの韓国映画の中で、2021年度No.1ヒットを獲るだけのことはある✨
重苦しいテーマを描いていながらも、しっかりと笑いやアクションを織り交ぜ、本当に完成度の高い作品になっている。

まず1番すごいのは、絶え間ない緊迫感。
秩序が崩壊し、街のあらゆるところで銃声が鳴り響いて死体が転がる様子を緻密に再現しているおかげで、車でほんの数分の目的地が果てしなく遠く感じるほどの緊迫感が続く。
CGは一切使わず、モロッコに一からモガディシュの街のセットを作って撮影したという銃撃戦とカーアクションは、胸の前で思わず手を握って観てしまうほどの迫力だった。

一方で、互いに目線を合わせることさえ許されない韓国と北朝鮮の人々が、同じ食卓を囲み、励まし合い、別れを惜しみ、互いのために涙する様子を丁寧に描くことで、本当に胸に迫るものがある。
互いに譲り合いながらキムチをつつく様子には、なぜだか涙が込み上げてきてしまった💦
そして死闘を共にしたリム大使とハン大使が、互いの背中を見送ってお礼を言いたい衝動を必死に抑え、再度相容れない敵国へと戻っていく横顔は、ものすごい迫力だった。

本作は、実在のハン大使の回顧録をもとに製作されているんだそう。
これはなんとしても原作を読みたくなってしまった👀✨
そして不謹慎ながら、韓国側の参事官役のチョ・インソンがカッコよすぎた😍😍
身長189cmの長い手足を活かしたテコンドーシーンは見入ってしまった🙈💓


【ストーリー】

1990年、韓国は国連への加盟を目指して多数の投票権があるアフリカ諸国に対しロビー活動を行っていた。
ソマリアの首都モガディシュの韓国大使ハン(キム・ユンソク)は、ソマリア政府上層部の支持を取り付けようと飛び回るが、北朝鮮も同様に国連加盟を画策しており、両国間の妨害工作や情報操作が激化する中、ある日ソマリア内戦が勃発する。
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