ソマリア内戦に巻き込まれる韓国大使館と北朝鮮大使館の脱出劇。外の大きな争いに巻き込まれると国民性よりも圧倒的に溢れ出る人間性。面白いよね。南北問題が顕著に現れて実話に驚き。イコール生死に関わる極限状態なければ、等しく命ある人間でも認め合えないのだ。
面白かったのは、対立するソマリアの政府軍、反乱軍にしてもラストの大使館に向けての主張が同じだったこと。対立していても同一の敵を目の前にしては一時味方にもなり得る。状況によっては敵にも味方にもなり得る韓国北朝鮮も含めた彼らをみてると、そんなら争わなくていいじゃんって正直思っちゃう。何がこうここまで頭固にしちゃうのだろう。
それにしても韓国映画はコミカルとシリアスの緩急が本当に上手い。予想もしない急展開でシリアス盛り込まれる時の怖さとそれを回避するアクションが満足高い。
