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モガディシュ 脱出までの14日間のPoMooNのレビュー・感想・評価

3.4
ソマリアの首都モガディシュで1991年バーレ政権に対する反政府の内乱時に反目しあう韓国と北朝鮮両国の外交官とその家族が力を合わせて脱出した実話に基く話。

韓国映画なのでどうしても韓国側に花を持たせる感は否めないし、実話20%位としても、それでも迫力はあり、韓国映画の底力を見せつけられた感はある。

出だしコミカルでこんな大使と参事官居るか〜?と苦笑しながら見ていたら、反乱軍に押し入られ、本国への連絡方法は絶たれ、各国大使館に救出求めても国交が無いとどうしようも無い切なさ、そして受け入れてくれるイタリア大使館までのカーチェイスが凄い迫力だった。

ソマリア内戦の激しさより、北朝鮮と韓国の北と南がどう手を取り合うのかの奇跡が見所ポイントなんだろう。

それにしても、ソマリアの子供達が笑いながら銃を向け、撃ち合うシーンは民族同士で争う意味も革命の意味も分かって無いんだろうなぁと思うと切なく悲しい。
No.1258
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