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モガディシュ 脱出までの14日間のpepoのレビュー・感想・評価

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凄絶。ソマリア内戦の言葉を失う残虐さの中からの呉越同舟脱出劇。互いの手を取るしかないけどその手は信用できるのか?
普通に制作するともうずーっと緊張感MAXの重いワントーンになってしまいそうな状況だけど、シークエンス毎に味が変わって一瞬も気を逸らさせない...韓国映画、映画めちゃ上手い!(知ってた!)
呆然となった後じわっとなって、その後やるせなさも残る。
棚に置かれたソウルオリンピックのキャラクターマスコットの傍を通り過ぎるとき親にそっと目隠しされる北の子供。可愛らしい歓声をあげながら小さな手に余るような機関銃を乱射してくるソマリアの子供。そういう描写に、世界は “だいたい平和” だと思っていた1990の自分がオーバーラップする。
もの凄く「面白い」映画だった
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