my映画館2022 #46 >
“お前は刑事、俺は音楽隊。違うパートでセッションしよう。
犯罪捜査一筋30年の昭和気質の鬼軍曹みたいな熱血漢の男…コンプライアンス無視の言動が問題となり、まさかの警察音楽隊への異動となり、正反対の部署での葛藤や変化を描く。
そう、警察の第一線からの左遷により、遅ればせながらの学びと成長を見せる展開は王道と言えば王道で…組織とは花形の部署もあれば、陰で支えてる部署もあるり、改めて本質を見せてくれます。
そして、チームプレーの重要さをきっちり示し、音楽独特のセッションの楽しさを落とし込み…見て良かったの余韻に持っていくあたりは、内田監督のしたたかさ。
まぁ、展開にあざとさはありますが、野暮ったいツッコミはせずに、活力が湧くアンサンブルを楽しむべし。
なお、俳優陣では、まずは 阿部寛…もちろん納得の主演ぶりですが、懸命にマスターしたドラムさばき、お疲れ様でした。
清野菜名…『キングダム２』に続いてのキーパーソンで、トランペットもナイスでした。
渋川清彦…こちらも『キングダム２』とは真逆で、いい感じのムードメーカーぶり。
磯村勇斗…今年は出ずっぱりですが、流石の好演。
さらには、高杉真宙に板橋駿谷に、 モトーラ世理奈に見上愛に…酒向芳に光石研に倍賞美津子らが芸達者なサポートを披露。
