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異動辞令は音楽隊!のりのネタバレレビュー・内容・結末

異動辞令は音楽隊!(2022年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

吹奏楽をやっていた身として、弦楽器以外をフューチャーしてくれる映画はなかなかないので本当に嬉しかった!阿部さん、清野さん、高杉さんほか楽器に挑戦してくれた俳優陣の皆さんに感謝しています🤝板橋さんのチューバ配役が完全な認識一致でした。

管楽器は息を使って演奏するので、吸い方で体調や気分がわかったりします。目配せも含め、言葉のない空間だからこそ言葉以上の信頼感がないと成り立たないものです。どれだけ指揮者、演奏者を信じて演奏できるかで自分が出す音も変わってきてしまいます。最後のイン・ザ・ムード、楽しそうなのはもちろん色んな感情を共有して認め合っている様子が読み取れてすごくよかったです。みんないい顔してた。

個人的には宝島が胸アツすぎて、練習〜演奏シーンは何回観ても泣かずにはいられません。吹奏楽を始めた時からこの曲に対する憧れが物凄く強かったので、やっと吹けた時の胸の高鳴りを思い出しました。saxソロちゃんと吹いててすごかったよく頑張りました💮賞を送りたい。吹替がシエナなのもあり、劇場の音響で宝島を聴けて幸せでした😭😭
楽器をやっていく中での達成感、挫折、悔しい記憶、仲間との人間関係、演奏してきた景色など自分が経験してきたものが一気にブワッと蘇ってきて色んな感情になりました。
事件関連は色々アレですが()音楽映画と称しているのでこの辺でいいのかと。阿部さんと磯村さんの最後のシーンすごく好きでした。一番好きなのは渋川さんですけど。

普段吹奏楽、管楽器の音楽には触れない方にも楽しんでもらえる作品だと思います!吹奏楽はほぼスポーツだし、これを機に音楽映画が増えていくことを期待してます‼️
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