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異動辞令は音楽隊!のパンピーのレビュー・感想・評価

異動辞令は音楽隊!(2022年製作の映画)
3.0
日本版ニコラス・ケイジこと阿部寛。
阿部寛の笑顔で飯が食える。

ストーリー展開的にはラノベでよくある「○○で~~~だった俺が実は××でしたがもう遅い」系の「やっぱり俺が正しかった。戻って来いって言ってももう知らん」な感じ。ザ・ドラマ。ドラマーだけに。

ドラマとは、感情の変化であると芸大の授業で習った。いちばん分かりやすくスカッとする。今作では多くの変化が訪れる。しかしそれは予想のいく変化ばかりなので大衆受けはするが、退屈した部分もある。だが阿部寛の演技力でカバー。

ん~~~広げた風呂敷を上手に畳めてないなぁ。結局やりたかったことが全面に出すぎて他がおざなりだよお。何を見せたかったんだ?刑事一筋だった男が音楽隊に配属されてから娘と仲直りして順風満帆になりましたよ、てか。
アポ電連続強盗事件の締め方も投げやりじゃないですか。後輩が告訴した話も後輩が音楽隊に離職届提出した話も。最後に全部最初に使ったワザ使えばいいと思ってない?
あとオチさぁ、簡素すぎるって!勿体ないって!もっと盛大にやった方がいいよ!出演者はみんなちゃんと楽器やってんだから!大円団の演奏シーンをさぁ!
ウォーターボーイズを見習って!
パンピー

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