異動辞令は音楽隊！のnisuiのネタバレレビュー・内容・結末

連続アポ電強盗事件を追う刑事がパワハラの告発を受けて警察音楽隊に異動させられる話。
ハートフルコメディかと思いきやかなりの胸糞映画。期待してたのと全然違う。なんでこんなギスギスしてんの。いくら人格に問題があるからって主人公に向けられる悪意がキツすぎる。
音楽隊ファンのおばあちゃんを連続アポ電強盗事件の犠牲者にしたのは主人公を異動させなければ最悪の事態は免れたのにということを描くために必要なのはわかるんだけど、それにしたってなんでこんな残酷なこと。
ヒロイン(?)をややもめ(うまい！)設定にする必要ある？とも思ったけど、こっちは主人公とのロマンスを描くのが目的じゃなくて「全部背負って全部やるのは難しい」ということを描きたかったのかなと納得している。
突如始まったバイオレンス感たっぷりの捕り物シーンに黒幕のおっさんなんでこんなに強いのと笑っちゃったけど小沢仁志ならしょうがない。
暗いしテンポ悪いしフラストレーションかなり溜まったけど吹き替え無しの演奏シーンがとってもよかったのでそれなりに満足しました。渋川清彦のドラマー役はドトキンズのライブ見たことあるのでちょっと興奮した。