本日の一本。
阿部寛はじめ豪華キャストでお送りする再現VTR。ちょっと待ってホントにこの内容で劇場公開して金取ってたの？面白いことには面白いけど、お金払って観る映画かと問われると、これはテレビドラマのスペシャルで十分なものでは？と感じてしまう。
これは寧ろドラマシリーズで6話位のミニシリーズでやった方が多分良かった。家族や音楽隊の確執とその和解や、ドラムの練習シーンなんかが物足りない。まるで初見ドラマの総集編を見ているような気分である。
ポスターとかを見るに、阿部寛がドラムを叩く！みたいな内容っぽいんだけど全然ドラム叩かないじゃん。こっちはなぁ、セッションセッション言うもんだから「Whiplash」までとは行かなくともああいう見せ場を期待するじゃないですか。多分最後の定期演奏会って5分もなかったですよね？兎に角勿体ない。本作の見せ場は倍賞美津子の百点満点認知症オババと自分のドラムを快く譲ったぽっちゃり系のあんちゃんだ。あの二人は素直に好きなキャラクターである。
面白くないのではない。映画館に観にいく価値を見いだせないことが残念であった。そして主題歌が髭。最後までガワは立派だった。
