このレビューはネタバレを含みます
タイトルからドタバタコメディを想像しましたが意外と重い内容で、全体的に疑問点が残りイマイチでした。
最初阿部寛を含め音楽隊にいることに不満を持ってやる気のない隊員がほとんどなのに、その人たちが真剣に音楽をする心境の変化のきっかけと過程がいまいちわからず。
最後犯人を確保したのがたまたま音楽隊の隊員だったってだけで、それは警察官としての職務なので警察音楽隊ってかっこいいよね必要だよねには繋がらないんじゃ？
警察音楽隊が音楽を通じて市民との交流をはかるための組織でその必要性を描写するのなら、例えばその市民との交流の中で犯人の情報が出てきてそれが逮捕に繋がったとかなら納得できました。
そして何より大捕物がツッコミどころ満載でした。
「こいつがホシだ！」からの犯人の大立ち回り中にただ大太鼓担いだままオロオロしてる阿部寛。犯人に椅子を投げつけられて磯村勇人が怪我しただけで退避する警官たち。悠々と逃げおおせる犯人に大太鼓担いだまま対峙して、犯人確保より楽器を優先して殴られる阿部寛。大太鼓担いだやつなんかすぐに逃げられるのに頑張って倒そうとする犯人。
実はドタバタコメディだった？
