やる気が無くてちぐはぐだったブラスバンドが最後には一つになる、という王道ストーリー。
警察の音楽隊だからそこにアポ電強盗の話が絡んでくるんだけど、肝心の強盗事件パートが雑。犯人の背景は別に切り捨ててもいいけど、なぜ捜査が進展しないのかわからないし、主人公の勘だけが正解への道筋になるのもモヤる。単身のボス（しかも年配）に簡単にあしらわれる大量の現職刑事達も滑稽。
阿部ちゃんのドラムは絵になってて良かったけどそれだけでは補えない。
そして急いでるからと言って刑事が楽団のバスを先導するのはちょっとどうかと思った。最初にダメだよっていう描写があったのにそれを覆すのが私的な理由で、爽快感より逆に引いた。
