あちぴろ

嘘喰いのあちぴろのレビュー・感想・評価

嘘喰い(2022年製作の映画)
2.5
「やらかし案件」。
なんでこう面白い漫画を面白くない映画にしてしまうんだろうか。
ドラマ化でしょ、普通この作品作るなら。
なんで2時間程度の映画にしてしまおうと思ったのか。

斑目獏の横浜流星、夜行妃古壱の村上弘明はまぁ許せるとして、鞍馬蘭子、切間創一などおいおいとツッコみたくなるキャストに驚く。
蘭子のキャラ設定がひどい。
そして、白石麻衣の演技もひどい。
内容がめちゃくちゃペラッペラ。
そもそも映画であの「嘘喰い」を描けると思った製作陣に「大丈夫?」と問いたい。
原作を夢中で読んだ身としては描けるはずがなかろうて!と言いたい。
Netflixでドラマ化しても1/10も描けないだろう。
色んなトリックのあるゲームが醍醐味なのに全くダメ。そもそもマルコ(ロデム)が登場するゲームは廃ビル内での緊迫したゲームだから怖さもあったのに。なんだあの広大な土地でのゲームって。

と、こき下ろしたくなる。
監督だれだ?と調べたら「中田秀夫」氏。
あぁ、納得。←


原作に登場するゲームがスリリングで面白い。
「ラビリンス」、「ファラリスの雄牛」、「業の櫓」、「バトルシップ」など色んなゲームで嘘喰いの面白さが堪能出来る。
中でも「エア・ポーカー」は最高にハマるゲームだった。

せめて途中まででも忠実に面白さを追求して欲しかったなぁ。

夜行妃古壱のバトルが少しでも観れたのは良かった。スカイライダー以来のアクションだったのでは?!と思える村上弘明だから尚良かったのかも笑。

原作を知らない人が観るには「別モノ」の嘘喰いとして観てもらうのがよろしいかと。
原作文字くっそ多いし、絵もそんなに上手くないけど読んでもらいたいなぁ。。。
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