ストーリーは特別奇想天外ではないし、大きな仕掛けもないけれど、ニコラス・ケイジの魅力が全開の愛すべき作品だ。そして、ハビを演じるペドロ・パスカルの愛らしい魅力と相まって、バカバカしさも陳腐さも新鮮な風味となっていく。
そして何より、彼らの会話の中には数々の映画作品が登場し、大きな映画愛を本作全体から感じる。ニックとハビの関係、そしてニックと家族の関係が映画によって変化していく様に映画のパワーを改めて感じる。
くすっと笑って、ジーンと温かくなる愛に溢れた作品だ.
(そして、「あの作品」をまた観たくなる)
ペドロ・パスカルはやっぱりかわいい。