出張先のVODにあり、初視聴。
秀逸にもチープにも、捉えられる仕上がり。
一時期、どの映画を見ても出演しているニコラスケイジが、過去の名作を惜しみもなく引き合いに出したり、自身の主演作品をランキングしたりと、本人以外にはできない演出と脚本。でもそれだけの名優だからできるヒストリーをフリにした作品なんだろう…
展開の転調で、秀から駄に、駄から秀に意図的に切り替わるストーリーテリングが見どころ。序盤はニックの年齢や栄光の影のリアル描写から、中盤はニックとハビのどちらの視点で見るかにより映り方が変わり、その後は多少ガチャガチャするも、デミムーアが出てきたり、終始面白く見れた。
作品の骨子ではないと思うが、父と思春期の娘との距離感を、表現としてとてもとてもよく描写できていて、個人的には全体を通し良作だと感じた。
さて、自分も誰かのお誕生日会招待を100万ドルのギャラで待機しておこう…