saodake

戦場のピアニストのsaodakeのレビュー・感想・評価

戦場のピアニスト(2002年製作の映画)
4.5
ユダヤ人迫害が始まっていく中での家族の反応にリアリティがあった。
最初は割と明るく反応してたんだなぁと。そりゃまさかゲットーに押し込まれて最後は毒ガスで殺されるなんて予想できないわな…。
あの家族がどんどん地獄のような環境に追い込まれて元気を失っていくのが見てて辛い。
ナチスのポーランド侵攻に対してイギリスフランスの参戦を聞いて安心する場面なんかは確かにそうなるよなぁと納得する。
その後のポーランドの歴史を知っているだけに残酷な場面。
ゲットーの様子やナチス支配下のポーランドの詳細についてはシンドラーのリストより詳しく描かれている感じ。
ユダヤ人迫害を見てみぬふりする一般人の様子をどうしても自分に重ねてしまう。自分だったらどうするかを問われている気がした。
蜂起に失敗して瓦礫の山と化したワルシャワが出たときの絶望感がもう…。
saodake

saodake