雄樹

戦場のピアニストの雄樹のレビュー・感想・評価

戦場のピアニスト(2002年製作の映画)
4.1
「シュピルマン、ピアニストらしい名だ」

僕はクリスマスの夜に逆にクリスマス映画では無くて、暗くて重い名作が見たくて本作を鑑賞しました。
本作は天才ピアニストのウワディスワフ・シュピルマンが実際にポーランド🇵🇱で地獄以上の壮絶な経験を残酷で生々しく綺麗に描いたロマン・ポランスキーの演出が凄かったです。
それに最初からナチス・ドイツがユダヤ人に行う行為が残酷すぎて見るのがキツかったですが、ラスト30分からシュピルマンがピアノを弾くシーンに僕は圧倒されました。
あんなにもナチス・ドイツの残酷さを描いたいる中で、終盤からナチス・ドイツ側なのにシュピルマンを助けた、悲劇の英雄のヴィルム・ホーゼンフェルトが凄くカッコ良すぎて僕は痺れながらも、彼のその後の残酷な人生を知ると本当に戦争には正解や勝利なんか無いと強く感じました。
雄樹

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