ホロコースト映画トップクラス、あってはいけない歴史的事変の負の財産価値を知る1本。
映画的に、あるピアニストに焦点を当ててるだけであって、本質的にはポーランド・ワルシャワにおけるユダヤ人迫害がメインテーマです。
たいがいホロコーストモノは「こんな人間以下の扱いを受けたんだ」という敗戦国側の主張映画になってしまうので、またこのパターンか。と、思いがちになるところですが、
この映画は1人のピアニストに焦点を当てたため、感情移入要素が高く、ショッキングな描写も相まってロールプレイ感が心を揺さぶります。
似た事変の映画「リベリオン」にも、言えることですが、感動的なドラマとか、重い映画と取りがちですが、
事実、このような環境下にあったのが「五万といる」というのを「たまたまそうではなかった」僕達現代人が見るべき映画です。