adeam

007/サンダーボール作戦のadeamのレビュー・感想・評価

007/サンダーボール作戦(1965年製作の映画)
2.0
シリーズとしての人気が定着し大ヒットしたシリーズ四作目。
アクションもロケーションも大がかりになっており、大作化し始めた印象でした。
味方でもしくじれば容赦なく殺す悪役の残虐さは、前作のどこか間抜けな悪役よりも良かったです。
その分シリアスな雰囲気が漂うのですが、余裕を表現するためか主人公が隙あらば軽口を叩くのは場違いに感じてしまいました。
ストーリーは間延びして緊張感に欠け、クライマックスの水中での大乱戦もユニークではありますし、いつになく痛そうな描写が多いのも良かったですが、おもしろいかと言うと微妙でした。
主人公が味方のサポートをする役回りなうえ、敵のボートに乗り込んでの最終対決も強敵不在で盛り上がりきらなかった気がしました。
adeam

adeam