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007/サンダーボール作戦のbluetokyoのレビュー・感想・評価

007/サンダーボール作戦(1965年製作の映画)
2.9
たまたまではなくて、つかみがいいのは、007シリーズでは定番みたいだ。最初は飛ばしておいて、ちょっと一呼吸置いたところで、下半身のだらしないオヤジ、ジェームズ・ボンドの登場である。あーあ、という感じだが、慣れてくると安心感となる(もちろん、ジェームズ・ボンドは冒頭から出ているのだけど)。

ちょっと一息ついたところで、全員に召集が掛かる。001からずらりとそろう。なにごとかというと、核弾頭が盗まれたのだ。えらいことなので、全員で取り戻せということだ。
その割に、動いているのは、ジェームズ・ボンドだけである(もちろん他も動いているのだろうけど)。
で、それが、サンダーボール作戦というわけである。

悪の組織、スペクターの一員が、爆撃機のパイロットに化けたのだ。この作戦の中心が、ラルゴである。で、偽パイロットは、毒ガスで他の乗員を殺害し、爆撃機を海中に沈める。ラルゴたちが、爆撃機から核弾頭を取り出す。ついでに、偽パイロットは殺害してしまう。

ジェームズ・ボンドは、本物パイロットの妹、ドミノが、ラルゴの愛人であることを突き止める。ラルゴとドミノに接近する。

ラルゴの持つ水中翼船に目を付ける。そこに核弾頭あると睨んだのだ。さらに、そのころには、ドミノをたらしこんでいて、また、父を殺したのはラルゴだと告げいていたわけだ。

爆撃機を沈めた海中とかで、ラルゴ率いる部隊と、CIAやらの部隊との戦闘は、海中なので、撮影は大変だったかもしれないが、迫力はない。音がないためかな。水中銃は痛そうだが。

ということで、水中翼船で逃げるラルゴをジェームズ・ボンドは、追い詰める。だが、逆襲に遭ってあわやというピンチ。
そのとき、ラルゴの後ろからドミノが現れ、ラルゴを射殺する。親の仇である。

ラルゴの水中翼船は、ディスコ・ヴォランテ号というのだが、二段式ロケットのように、小型の水中翼船が先端から、あるいは、前版半分かな、が切り離せるようになっている。それがどうしたという感じだが。
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