007シリーズ4作目。
アバンタイトルは水中を漂う女性のシルエットをバックにしたキャスト紹介で、『ロシアより〜』並みにかっこいい。
アクションシーンが今まで以上に気合い入ってて、バッサバッサとなぎ倒していくのではなくて雑魚にも割と苦戦したりなど、割と一つの戦いに尺が多く割かれているのが印象的。
中でも見所なのが、クライマックス、ウェットスーツの男たちが敵味方入り乱れて殴り引っ張り叩き合う大戦闘シーン。水中だからどうしても動きがヌボーっとしたり、息を吐き出すボゴボゴ音しか聞こえなかったりという難点もあるけど、他の映画で見たことないような映像で面白かった。
ただ、一番難ありなのは上映時間の長さ。この手の映画は100分強くらいで収めてもらえるのが理想なんだけど、この映画は約130分。もうちょっとコンパクトにして欲しかったな。
ところでWikipediaによると「シリアス路線に戻った」らしいんだけど、ジェットパックですっ飛んでいくボンドとか、背骨を矯正する機械に括り付けられてガクガク揺さぶられるボンド、こっそりブドウをつまみぐいするボンドなどなど、面白シーンがなかなか多かったように思うんだけどな…笑
(2015.56)