オレンチ

007/サンダーボール作戦のオレンチのレビュー・感想・評価

007/サンダーボール作戦(1965年製作の映画)
3.7
リピート鑑賞。

007シリーズ第4弾!

007シリーズの成功が伺える、正に超大作!一気にスケールUPします。

とりあえず、衝撃的なのが冒頭のジェットパック!
Qすごいね。007は簡単に空も飛べます笑
ヘルメットはダサいけど、このビジュアル俺は好きだぞー!笑
しかもこの装備を紳士のたしなみと言ってのけるボンド。にくいです笑

それにしてもオシャレなオープニング。前作「ゴールドフィンガー」からだいぶ路線が固まったようで、その作品全体のイメージが凝縮され、これぞ007!と言えるオープニングとなっています。
今作は南の島が舞台で水中アクションが見どころな所から水がテーマになってるんですね。
これのおかげでワクワクが高まり引き込まれます。
また、サブタイトルをそのまま歌にした主題歌も用チェックです。

今作、ジェームズ・ボンドの前に立ちはだかるのは犯罪組織「スペクター」。
徐々にどのような組織なのか見えてきますが、まだまだNo1の顔は見れません!どこまで引っ張るんだ!笑
しかし、その存在感は圧倒的で、ペルシャ猫を撫でているその姿は多くの作品で悪の親玉としてパロディされています。
本作、No1の陰謀を実行しボンドと戦うのはNo2.エミリオ・ラルゴ!
組織のNo2には申し分ない風格です!
如何にも悪っ!ってイメージのラルゴの屋敷にあるサメプールなんかもパイオニアなんじゃないかな?と思ってます笑

No1の陰謀とはNATOから奪った原子爆弾を武器にNATOに対して1億ポンド相当のダイヤモンドを要求してきます。

悪っ!しかもテロとかそういうのじゃなくて、目的は金!しかもダイヤモンドときたもんだ。いやぁーほんと古き良き悪の組織ですわ笑

自体を重く見たMI6は00要員を全員集結させ、原子爆弾の調査指令「サンダーボール作戦」を発令します。
ここで00要員全員揃う姿(後ろ姿でよくわからないが)が見れますが、全員揃うのはここが最初で最後です。

Qから支給される装備をどこでどのように使うのかも見所ですね。

あと、今作のボンドガールの一人、クロディーヌ・オージェ演じるドミノですが、着ている水着がどれもセクシーで、ここも見どころの一つだと思います。
1965年公開の映画だから当時にしては相当奇抜な水着だったんじゃないかなぁ。今トップモデルが着てても全然見劣りしなそう!

正直、スパイとして突っ込みどころが多々ありますが、そこはショーン・コネリーの渋さでカバーしてご愛嬌ってことで笑

クライマックス、海中での白兵戦はなかなか見ごたえがあります。他にありそうでないんだよな、海中での白兵戦。

ラストはナイスなタイミングで入る007のテーマのせいで、メチャかっこいい!
始まりと終わりが良いせいでなんか良いもん見た気になっちゃうんだよなぁ笑
でもラストが良すぎて、一緒に助かったおっさん忘れられてませんか?笑


ボンド:「これは女性用の銃だろ」
ラルゴ:「銃に詳しいのか?」
ボンド:「いや、女に少々」
かっこよすぎやろ!いってみたいわー笑

余談ですが、先日嫁が
「サンダーバード事件見たよ〜」っていってきて、なんのこっちゃ?と思ってたら本作でした。

にしても仕事いそがしー!映画みれなーい!

007シリーズ最新作!『スペクター』は12/4日本公開!