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きんぴらのmitakosamaのレビュー・感想・評価

きんぴら(1990年製作の映画)
3.0
東映のYoutubeより。なんか変で雑な作品だったわ。

大竹しのぶが、ゲリラで電波ジャックを行い広告を流し儲けるヤクザの娘役。
間舟と書いてマシュウ。
そこに、映画オタクの落ちこぼれ電波取締官の牛忘〜ゴボウ〜(仲村トオル)がなだれ込み、監督として仲間入りする。
トオルちゃんはこの頃はまだまだ演技下手だなーー。

コメディだから多少は多めに見れるが、それでも設定がザル過ぎないかね(笑)
いくらなんでも、こんな犯罪がバレない訳が無いよ。

一応仲村トオルの役が映画オタクなので、映画館前でのダイハード2とか、イージーライダーのパロディとかがあるし、同じ監督作のあぶない刑事もイジってる。
もうちょい映画パロがあっても良いけどな。

当然、二人が良い仲になる展開だが、鈴木紗千子がトオルちゃんに恋するバーテンダー役。この頃のサッチンは激カワ。
マシュウが引き継いだ元ヤクザの組員に綿貫勝彦や苅谷俊介や香川照之。特に刈谷はいいコメディリリーフやね。

他の組の宣伝もやり商売も更に軌道になるが、突然メロウなシーンになり「遠き山に日は落ちて」が流れる。
二人の距離感が縮まるにしても、唐突過ぎる。前フリも何もない。

刑事に事件を追われていることもあり、引退した父のよく分からんトラブルで最後の仕事に。

全体的に大雑把だが、なんか面白い所もあるから複雑だ。決してつまらない訳じゃない。
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