Eyesworth

パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェストのEyesworthのレビュー・感想・評価

5.0
【海の悪魔との対峙】

ゴア・ヴァービンスキー監督の大人気海洋アドベンチャーの二作目。

〈あらすじ〉
呪われた海賊バルボッサとの壮絶な闘いを乗り越え、再びブラックパール号の船長となったジャック・スパロウ。しかし彼は、海賊なら誰もが恐れる幽霊船フライング・ダッチマン号の船長デイヴィ・ジョーンズにもうじき魂を奪われることになっていた。13年前、ブラックパール号を手に入れるためジョーンズと血の契約を交わしたジャック。その期限が刻一刻と迫っていた…

〈所感〉
何度見たかわからない。夢に出てくるくらい見た。シリーズ最高傑作である。少年漫画のような展開の連続に心が燃えないはずがない。序盤の蛮族からの逃避、フライングダッチマン号とデイヴィ・ジョーンズ率いる恐ろしい姿の船員との戦闘、そしてクラーケンとの激闘と目まぐるしい戦いの日々に少年心をくすぐられる。シリアスな戦いながら、そうはならんだろ!という水車での攻防に代表されるピタゴラスイッチのような笑いの入れ方。ラゲッティ&ピンテルの凸凹コンビのコミカルな存在と会話がこのシリーズに唯一無二の彩りを添えている。それにしても一つ一つのネタが優れている。じゃないとここまで内容覚えていない。終盤のジャック・スパロウの「よう、化け物」という台詞からの口の中に出撃する姿がカッコよすぎる。そしてラストで、死んだはずのバルボッサというライバルの再登場の胸熱演出。やっぱり私は他の方に較べて贔屓目に見てしまうがこの映画は本当に完璧だと思う。ハリー・ポッターも面白いが疲れるので何回も見れないが、こちらは何回見ても飽きない。それはひとえに作り手の熱さが伝わってくるからだと思う。
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