不登校の17歳の息子を元妻から預かり再婚した妻と生まれたばかりの子供と一緒に暮らすが、本心や何があったか語らない息子との関係が上手く行かず…
自分は子供が出来る前に離婚したので子育ての経験はなくその難しさは想像でしか解らないが、自分はこの息子と同じようなセンシティブで混乱しやすいタイプなので、このようなタイプと関わる事の難しさはなんとなく解る。しかし私には少ないながらもいたが彼には友人がいないようなので、さらに深刻な状態と言える。
一方ヒュー・ジャックマン演じる父親は有能な弁護士。彼は成長過程で優秀な父親(アンソニー・ホプキンス)に傷つく事を言われていたが、それを乗り越え今の地位を築いている。そんな経験則からか、不登校の息子に対し登校する選択肢しか与えない。自分は乗り越えて今がある。だから息子も…
息子を愛しているから、将来を心配しているから、そのような父親の気持ちもわかるのだが、自分と同系統の息子に対しそれが逆効果である事がわかるので、そこは見ていて辛い部分でもあった。
では親は何をすればよかったのか？そもそも自分が10代の不安定だった時に大人に何を求めていたのか？よくわからない。記憶にないのではなく、よくわからない。
人間の関係性って正解はないけど過ちはある。でも人って過ちを犯さないと気付かないこともあって…
なんかまとまらないけどそんなこと考えさせられた作品。
